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終わりなき夏 永遠なる音律 レビュー

終わりなき夏 永遠なる音律
感想およびレビュー



あの夏に交わした約束、音が結ぶ人と人の絆のお話。
あの夏に部活で青春しちゃうという王道な組み合わせ。

素材は良かったのだが・・・シナリオが残念と言わざるを得ない結果に。

※ネタバレ反転


<システム>
素晴らしい。
何よりキャラがよく動くこのシステムは見てて飽きない。

キャラを動かして展開させることに没頭しすぎて1枚絵が少ないのが残念。


しかし「音楽」が重要なキーワードである本作においておまけに音楽鑑賞がないのはどうかと思う。
正直CGギャラリーやシーン回想よりも優先すべきものだと思うのだが・・・。
これはかなり大きな減点。



<キャラ>
ヒロインズはどれも好きになれた。
見た目的には澪、総合的に見たら可憐が一番のお気に入りかなぁ~。
個人的には1枚絵になったとたんに澪やリーゼは可愛さ5割増ししてる気がする。


サブキャラも悪くなかったのだが、主人公と律子先輩が最後まで好きになれず。

まず律子先輩はあれじゃあただの暴君、みんなから慕われるにはもう少し何か説得力のあるエピソードが欲しかった。

そして主人公。
精神年齢が低すぎる。思考が子供じみていて、その上かっこつけたがり。周りに甘えることも知らず、心配ばかりかけてしまう。

主人公が再びヴァイオリンに手を出すまではもうイライラしっぱなし。
人のこと言えないくせに偉そうなことばかり言って、そのくせいつまでもウジウジしやがって。
俺だったら即ぶん殴ってるな、このタイプの主人公にはあまり効きそうにないけど。



<グラフィック>
彩色監修にsayoriさんだもんねぇ、見慣れた塗り方だと思ったぜ・・・。

かなり高得点、めちゃくちゃ気に入りました。
sayoriさんのファンですから、とりわけ塗りが気に入った。

それだけに1枚絵が少ないのが残念。
やっぱり盛り上がるシーンでは見慣れた立ち絵よりも、絵師さんが気合入れて描いた1枚絵のほうが素敵に決まってるじゃないか。


背景がどこかキャラの塗りと合ってないように見えたけどもね。


<サウンド・ボイス>
BGMはそこそこいい曲があったと思うのだが、音楽鑑賞がないためにタイトルすら確認できず・・・。
ボーカル曲はOPは良い曲・・・だったと思う。

なんで音楽鑑賞ねーんだよ・・・・。


ボイスは基本的に文句ないのだが、律子先輩の声は無理だった。
なんかもう・・・全然キャラと合ってなくね?

リーゼの声優さんのカタコト日本語が素晴らしいね。



<エッチ>
基本的に一人3回、律子先輩はおまけなので1回。
その他に中盤あたりで唐突にヒロイン5人のうちの誰かと夢の中でやっちゃいます。

あの夢オチエッチは何なんだ・・・?
ただのコスプレコーナーにしか見えない。

意外にあっさり終わるものからしっかりしたものまで、尺がバラッバラなのがちょっと不満。

澪をはにはにしたい。エッチシーンになると凶悪なほどに可愛い。


<シナリオ>
共通が鬼長い。
共通で各ヒロインの問題を一つずつ解決していくためにとんでもない長さになった。

そしてその反動で個別は内容、長さ共にあっさり。

完全にシナリオで損をした作品と言える。

まぁ可憐のや歌音は共通でやるしかないとは言え、正直リーゼや澪の家庭事情の問題は個別にまわしてもよいかと。

個別直前の廃校式での演奏会まではそこそこ良作な感じだったのに、どのルートでも個別で一気に失速してしまう。
何かもっとバランスよくシナリオを練れなかったのか、他の部分が高水準だったために残念で仕方ない。

それと個別ですっかり話題が音楽から疎開にすり替わってることが多かったのもいただけない。
正直、世界観の説明が少なすぎる。
何も知らない人から見たら「こんな世界の情勢だが・・・」って言われても「どんな世界だよwww」で終わっちゃう。俺自身がそうだった。


総評

70/100点



シナリオの大切さを再認識した、悪くはないのに手放しで誉められない微妙な作品。
物語のプロット、夏で田舎な世界観、CG、どれも高水準なのにシナリオの構成がイマイチ。

共通ルート最後の廃校式での演奏会までだけならとても良い作品。
夏と音楽と青春、どれもバランスよく上手に混ざり合って一つの物語をつむいでいく。
そしてそれがしっかりと「音が結ぶ、人と人の絆」を表現できてるあたりは最高でした。


しかしあれだけ長い共通をやったあとに長さも中味も肩透かしな個別をやると、「なんだかなぁ」とぼやかずにはいられなかった。


発売前は90点くらい狙えそうな期待感持ってたのに・・・どうしてこうなった・・・。
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