どすこい喫茶ジュテーム

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水平線まで何マイル?

ついにオールクリアした「水平線まで何マイル?」
とても綺麗な絵と、誰もが経験したくなるような一夏の青春群像から発売前の期待はすごかったですね。

しかし、いざ蓋を開けてみたら様々な評価が飛び交う結果に。

個人的な評価としては「名作になりそこねた出来損ない」って感じです。
素晴らしい素材を集めておきながら、それを調理するのに失敗した感じ。

今回は長めのレビュー(と言うかもう個人的な感想)になりました。
それだけこのゲームについて語りたいことができました。


※ネタバレ反転
<システム>
必要最低限なものは全部揃っているし、スキップも早めで特に文句なし。
画面の左半分が立ち絵で右半分がテキストという独特の構成をしてますば、すぐに慣れました。

ところどころに入る用語集や航空力学講座は面白かったです。
本文から直接用語集にとべるシステムもよく使わせてもらいました。


<キャラ>
絵の力もあってか、皆さん可愛いです。
ヒロインでは会長みたいなキャラいいですね。
上村もなかなかいいキャラでした、殴られたときの叫び声には笑いました。
ちょっと名前ネタは繰り返しすぎてくどい。


そして何より教官がやばい、あなた主役より目立ってます。
穴子さんだから許しちゃうけど、冷静に考えるとキャラ強すぎて逆効果だと思う。

問題は主人公。
前半は普通に怠惰なダメ人間です。まぁそれは少しずつ成長するのでいいんですけど。

しかしあー言えばこー言う的なものが多くて好きにはなれなかった。

あとはマネージャー的な立ち位置もやっぱり存在が空気になりがち。
まぁシナリオ分岐しやすいような立ち位置に置いた結果だと思うんですが。


<グラフィック>
これに関しては他の追随を許さない最高ランクの出来です。
キャラの表情も豊かで見ていて飽きない。

いや、これは本当に素晴らしい。


<サウンド・ボイス>
声に関しては穴子さんが気になって気になって・・・・。

BGMは名曲こそ生まれなかったが、全てがゲームの世界観に合っていたのでよかったです。
とくに「白い翼」は流し所がよかったです。

ED曲は普通に好きです、素晴らしき青春ですね。


<エッチ>
なんと一人一回ずつです。
まぁあまりここに重点を置くゲームではないのでいいんですけどね。

でもシナリオがとても良かったと言えない以上、ここもさびしいとなると少し残念。



<シナリオ>
問題はここ。
素晴らしいCG、一夏にかけた青春など、素晴らしい要素を持ちながらもシナリオがこれらを生かすことに失敗してしまっている。

なによりその「中身の薄さ」が致命的であった。
特に個別ルートに入り、後半になるにつれて顕著であった。

序盤は特にそれを感じなかったため、とても楽しめました。
高校時代に文化祭の準備のために、夏休みなのに毎日学校に来てた時期を思い出して「あぁ、青春してるなぁ」ってしみじみ思ったりしてたり・・・・。

航空部との勝負までなら堪らなく俺好みの名作でした。

しかしその先がいけなかった。

正確に言えばシナリオ自体は悪くない。
ヒロインは大会に出る前にそれぞれ壁にぶつかり、特別得意分野を持たない主人公はヒロインの精神的主柱となり、立ち直ったヒロイン達と問題を解決していくのがだいたいの流れです。


このゲームに何が一番足りなかったか、それは後述します。

多少ご都合主義な展開もありますが、青春群像ってそういうものです。
だから青春なんです。

あぁ~いいなぁ~、自分達の力で空を飛んだ忘れられない夏ですね・・・・。



総評

65/100 点

このゲームに足りなかったのは「演出力」です。
ライターが頭の中で書いたシナリオにプレイヤーを上手く惹きこむことができなかった。
だからこそシナリオにも薄さを感じるし、クリア後の余韻も大して残らなかった。

特に問題解決とラストのあっさりっぷりは残念すぎました。
気がついたらどっちも終わってて・・・あっという間に大会本番だったりエピローグだったり。
湖景の記憶喪失なんて突飛すぎた上に全く必要性を感じない、もっと別のアプローチで攻めるべき。


そしてよく言われているのが「大会、フライトの描写を薄さ」です。
確かに航空部との勝負のシーンではCGの1枚くらいは入れて欲しかったし、もう少し細かい描写が欲しかった。そうすればすごく盛り上がったと思う。


で、一夏にかけたもの全てをぶつける大会本番なのですが、不満を感じたのはマーリャ、会長ルートのみ。
朋夏に関してはあのくらいの描写で十分感動できたし、湖景・陽向ルートもあのくらいでちょうど良かったのかもしれない。

マーリャルートではヒロインがパイロットなわけだからちゃんと描写して欲しかった。
会長ルートにいたっては問題外、なにしろ直前の描写すらない完全スキップなわけだから。

これはゲームのテーマであるLMG大会への挑戦を根本から叩き伏せてしまっている。



どうすれば描いたシナリオにプレイヤーを惹きこむことができるか。
この力があれば間違いなく最高ランクの名作となっていた作品です。

CG、世界観、舞台、青春群像、どれをとっても素晴らしかったがために、地雷とまでは言わなくても期待はずれというのは否定できませんね、惜しいです。

素材は本当に最高なので、シナリオだけ再度書き起こしてリメイクしてほしい気分です。

しかし次回作にはまだ期待が持てるレベルです。



それにしても、こんな青春憧れますね。
ほんと、夏ってすごく残酷。

最後に、タイトルは秀逸だと思う。
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